2026年10月1日、学校法人早稲田大学は、総合研究機構(東京都新宿区)のプロジェクト研究所として「バレエ学際研究所」を設置した。世界で活躍するバレエダンサーも研究に加わり、研究者と異なる視点から多角的、重層的に探究を進める。
所長は人間科学部の三浦哲都准教授が務める。研究スタッフは人間科学部、スポーツ科学部の研究者だけでなく、世界で活躍するバレエダンサー、音楽家が加わる。バレエの研究はこれまで、実践者でない研究者が外から実践を観察し、客観的に分析する形で進められてきた。そこへダンサーらが実践で培ってきた知を加えることでこれまでたどり着くのが難しかった理解を得ることができると考えている。
なお早稲田大学人間科学部eスクールには国内外で活躍するプロバレエダンサーが多数在籍し、プロとしての活動を続けながら身体表現や教育、文化、人間科学などについて学んでいる。卒業生であるポーランド国立バレエ団の岡野祐女さん(2025年卒)、ルーマニア国立ティミショアラ劇場バレエ団の奥平花さん(2026年卒)も、この研究所で招聘研究員として研究を継続する。このように将来プロを目指す若いダンサーや、バレエを続けながら学びたい学生にとっても新たな学びの機会を創出する。
三浦所長は「最大の特徴は第一線で活躍するダンサーらが研究に加わること。実践を外側からとらえる視点に実践者が感じる感覚や経験を重ね合わせることで新たな知にたどり着けるのでないか。学術と実践の双方に新たな知をもたらす開かれた研究所にしたい」とのコメントを発表した。
