大阪体育大学は、10月26日から行われた大学祭「雨山祭」の開催に合わせて保護者懇談会を実施。教職員との情報交換とともに、大学の教育環境を肌で感じてもらう機会を提供した。

 大阪体育大学では同窓会からの協力を得て全国24県などで保護者懇談会を開催し、個別懇談の実施や各地で活躍する卒業生との交流を行っている。今回の学内保護者懇談会では雨山祭に合わせて2日間開催し、関西圏をはじめ、未実施地区の出身学生の保護者ら117組が参加した。

 個別相談ではキャリア支援部、教学部、教職支援センターの専門職員が学業成績や進路などを中心に状況を報告するとともに、保護者からの相談に応じた。

 特に高い関心を集めたのがキャリア支援や卒業後の進路・就職だ。同大学ではプロスポーツアスリートを目指す学生は数%。多くは一般企業、学校関連や公務員に就職を決めており、98.8%という高い就職率を誇る。

 その背景について、職員から「4年間のキャリア支援教育を通して、学生は自らの意思で進路・職業選定ができるよう積極的に支援プログラムに参加している。また自身の目標に合った学内セミナーや企業支援講座へ参加するなど主体的に活動を行っている」等詳しい説明が行われた。さらに、同じ目標を持った仲間たちとともに頑張る場として「学習支援室」や「教職支援センター」も紹介した。

 参加者からは「本人からは得られない情報が得られた」、「学生との交流で本音が聞け、学生生活を楽しんでいる様子もうかがえ安心した」など、評価する声が聞かれた。

大学ジャーナルオンライン編集部

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