2017年6月16日、早稲田大学大学院理工学研究科の岩田浩康教授の研究室を、政治学研究科ジャーナリズムコース(J-School)の大学院生が訪れ、ロボティクス研究について、学生間のアクティブ・ラーニングと研究アウトリーチが行われた。

 J-Schoolはジャーナリズム職を目指す大学院生のための教育機関。今回の理工学研究科の岩田研究室への訪問は、J-Schoolの講義「科学広報・コミュニケーション論」の講義方針である「主体的な学び、交流しあう学び」に岩田教授が賛同し、岩田研究室の大学院生たちの主体的な協力によって実現した、文系、理系の異分野交流。

 当日は、岩田研究室の大学院生が、自分の担当する「高齢者の運動増進を支援する社会交流促進ロボット」「生活支援のための“第3の腕”の開発」など、6つのロボティクス研究について、J-Schoolの大学院生に説明を行った。

 「聴覚バイオフィードバックを用いたスポーツ技能支援RT」の説明では、バレーボールやバッテイングの技能支援技術を体験する装置をJ-Schoolの大学院生が実際に装着し技術を体感。その後、分野の違う学生同士が熱心に討議しあうなど、同世代間の科学コミュニケーションを楽しみながら熱心に学ぶ様子がみられた。

 授業の後半は、J-Schoolの大学院生が、ロボティクスや岩田研究室の研究活動について学習し事前に提出した質問に対し、岩田研究室の大学院生たちが説明する質疑応答の時間も設けられた。
参加した学生たちは、文系・理系という異分野間で行ったアクティブ・ラーニング、研究アウトリーチを通じて「先端ロボット技術に関する色々な解説を伺うと同時に、これまで自分がロボットに対する認識が表面的な知見に過ぎないとのことも分かり、ロボットは単なる人造物の機械ではなく、人間の拡張の一種であるとの新しい認識を得ました」「自分の研究を言語化し、異分野の方に伝える機会をいただけて大変貴重な体験でした」とコメントを交換。
岩田教授は「文理融合人材の交流と教育によって、私たちの研究成果が社会により理解されることにもつながります。今後とも教育、研究の両側面で、このような活動に協力していきたいと思います」と語った。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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