中京大学(愛知県名古屋市)総合政策学部では、2~4年生向け講義「事例研究」において非常に実践型の就職活動対策を行っている。具体的な内容は、3つある。

 第一に、担当教員(坂田隆文教授)のゼミ生でトヨタ自動車、アイシン精機、中日新聞といったトップ企業から内定を取得した学生が自身の就職活動の体験を語るというものである。企業に提出した生の履歴書も披露し、受講生からは「今の自分ではこのレベルには達していない」という声が多数寄せられていた。

 第二に、企業で実際に出題されるグループディスカッションのテーマをもとに、6~8人でチームを組んでグループディスカッションを行う。その際、テーマだけではなく、評価基準も実際の企業が用いているものを活用することにより、受講生たちは高い緊張感のもとディスカッションに参加している。当初、発言することすらままならなかった学生ですら、講義の終盤にはチームの代表として発表するレベルにまで至っており、「一般論や抽象論ではなく、生々しい現実をぶつけることで受講生の本気度が高まる」(坂田教授)という。

 第三に、JINS(小売業)、CAモバイル(IT)、住友生命(保険)、シイエム・シイ(広告)といった多種多様な企業の人事担当者が来て、自社の事業戦略やマーケティング戦略について「事例研究」として講義を行っている。坂田教授によると、講義に招く企業のポイントは「世間知らずの学生から見た人気企業ではなく、本当に実力や魅力を備えた企業」であり、そういった企業の話を聴くことによって受講生たちは「社名を知っている企業」という観点から事業や戦略の面白さや革新性からも企業に興味を持つようになり志望企業選びの幅を一気に広げられるようになっているという。

 受講生の菊谷栞里さんは「全てがリアル。この講義を受講したことによって、単なるテクニックではない就職活動への準備が一気に進んだ」と話している。

中京大学

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大学ジャーナルオンライン編集部

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