関西大学は日本国籍を持たない難民の就学を支援するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のパートナー校になり、2019年度入学生から難民対象の推薦入試を始める。関西では関西学院大学に続く2校目で、関西圏での受け入れ枠を増やして国際社会に貢献する狙いもある。

 関西大学によると、推薦入試は全学部を対象とし、1人を受け入れる予定。選考は書類審査と面接で実施する。出願資格は条約難民、インドシナ難民、第三国定住難民など日本に居住し、日本国籍を有さない難民、難民二世が対象で、UNHCR駐日事務所の推薦が必要になる。

 UNHCRが8月ごろに書類選考して推薦者を決定。その後、関西大学が面接などして合格者を決める。入学生には入学金と4年間の授業料が免除され、月8万円の奨学金が支給される。

 同様の制度は2007年度に関西学院大学が導入したのを皮切りに、青山学院大学、明治大学、津田塾大学、創価大学、上智大学、明治学院大学、聖心女子大学がスタートさせている。全国では関西大学が9校目。この制度を使って入学した学生はこれまでに、ベトナム、シリア国籍などの48人に上る。

 関西大学は関西圏での受け入れが関西学院大学1校ということを考慮するとともに、国際社会に対する協力や多様な経歴を持つ学生受け入れによるダイバーシティを推進する立場から、パートナー校になることを決めた。

参考:【関西大学】関西大学が難民を対象とする推薦入試を導入(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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