高校段階の基礎学力を把握する新テスト「高等学校基礎学力テスト(仮称)」を複数レベルの問題から学校側が選べる仕組みとする素案が、文部科学省から有識者会議に提示されました。コンピューターを利用したCBT方式(※1)での実施が前提で、導入当初は国語、英語、数学の3強化とするとしており、今後この素案をたたき台にし、議論を進めます。

 文科省によると、基礎学力テストは同一問題、同一実施という従来からあるテスト形式ではなく、複数レベルの問題から高校生の多様性を踏まえて学校側が選びます。出題教科の国語、英語、数学は全生徒が共通して履修する「国語総合」、「コミュニケーション英語」、「数学I」の内容を上回らないようにし、義務教育で習う部分も含めるとしています。

 出題方式は、正誤式や多肢択一式などの選択式だけでなく、短答の記述式も導入を検討します。英語では聞く、話す、読む、書くという4技能を評価したい考え。試験時間は各科目50~60分程度を想定しています。試験の実施時期は学校行事なども想定し、柔軟に対応。試験結果は生徒の基礎学力定着度に応じた評価を検討中です。

 出題イメージとしては、国語でニュースや演説を題材に要点を捉えて書き出す問題、英語でEメールや手紙で情報を適切に書いて伝える問題、数学で商品の売り上げグラフから情報を読み取る問題などを挙げました。

(※1)CBT方式 コンピューターを利用した試験方式。受験者はコンピューターに表示された試験問題にマウスやキーボードを使って解答する。

参考:【文部科学省】高大接続システム改革会議(第12回) 配付資料

この記事が気に入ったらおねがいします。

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。