桜美林大学(東京都町田)のフライト・オペレーション(パイロット養成)コース4年の吉沢翔さんが、公益社団法人日本航空機操縦士協会から「会長奨励賞」を受賞しました。同協会は公益法人として内閣総理大臣の認定を受けた日本唯一のパイロットの団体で、6,700人を超える会員により構成。従来の「会長奨励賞」は、航空界に貢献した人物に対し行っていましたが、昨年2015年から大学及び航空大学校の操縦士養成課程の卒業生の中で成績優秀者に対し同賞を授与。今年は同大学をはじめ5大学から各1人が表彰されました。

 2016年2月26日に同協会の下枝堯会長が同大学に訪問。三谷高康学長と岡田充教授同席の下、吉沢さんに表彰状が授与されました。2016年4月からバニラ・エア株式会社での勤務が決まっている吉沢さんは「いただいた賞に恥じないように、航空業界の発展へ貢献したい。そして、いつか桜美林で4年間教えていただいた恩を返したい」と語りました。

 2016年3月に卒業を迎える吉沢さんら同コースの5期生は、2015年春にニュージーランドでの飛行訓練を終了し帰国後に日本のライセンスを取得。その後、多摩アカデミーヒルズ内の同大学フライト・トレーニング・センターにある最新の模擬飛行装置を使用し、技量の向上と航空会社の求める操縦レベルを目標に訓練を積み重ねて航空会社の採用試験を受験。今年度は、昨年2015年度より採用を再開したJAL(日本航空株式会社)をはじめ、ANA(全日本空輸株式会社)、ANAウイングス株式会社、株式会社ソラシドエア、バニラ・エア株式会社、Peach Aviation株式会社、合計6社から内定を受けています。

大学ジャーナルオンライン編集部

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