障害を持つ学生の修学支援について、文部科学省は2016年度有識者会議の第3回会合を開き、今後議論の対象となる論点を示した。来年3月まで議論を重ね、第2次まとめとして公表する。

 文科省によると、提示された論点のうち、重点検討事項は修学支援に関する大学間の連携、進学、就職時の対応、専門人材の養成と配置など。一億総活躍社会の実現に向けて優先的に取り組むべき課題についても検討するとしている。

 各大学における相談窓口の設置や大学入試の改善、通学上の困難の解消、教材の活用、財政支援など第1次まとめで関係機関が対処すべきとされた事項の取り組み状況を確認するとともに、新たに浮上した課題について議論する。また2013年に施行された障害者差別解消法に対する各大学の対応状況も併せて点検し、問題点があれば解消に向けた方策を検討。対象となる学生は国内の大学の在籍生、入学希望者のうち、心身あたに障害を抱えている者で、聴講生や留学生、科目等履修生、研究生らも含む。

 有識者会議では2012年に公表した第1次まとめ、障害者差別解消法を踏まえ、高等教育段階での障害のある学生の修学支援の在り方を検討する。第1次まとめで十分に議論できなかった教育と直接の関係がない学生生活などについても検討対象に加える予定で、通学や学内介助の進んだ事例も紹介する。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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