山形大学は、リチウムイオン電池の開発を行うベンチャー企業「株式会社飯豊電池研究所」を設立した。

 山形大学は2015年度に、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」に採択され、地方創生を担う人材育成と新産業の創出などによる企業雇用の拡大に取り組んできた。吉武秀哉教授らは、電気自動車のリバースエンジニアリング分野において、最先端の電池技術開発と市場動向を把握したうえで、リチウムイオン電池の材料開発から組み立て、性能評価、安全性試験までの一気通貫型の開発を進めてきた。

 株式会社飯豊電池研究所は、地域活性化につなげるリチウムイオン電池開発の国際的拠点として設立。山形大学、飯豊町、山形銀行の連携による大学発のベンチャー企業となる。代表取締役には、山形銀行の長谷川貴一山形成長戦略推進室推進部長代理が就任し、次世代ロボットや産業用機械などの用途に適した電池の開発などに取り組んでいく。
 
 小山清人学長は、設立記者会見で「研究自体を事業内容とするベンチャーは本学でも初めて。新しいモデルが飯豊町から発信されることを期待している」と挨拶。吉武秀哉教授は「10年単位で目標をひとつずつクリアし『電池といえば、飯豊』となるように、育てていきたい」と意気込みを語った。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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