京都大学学際融合教育研究推進センター(以下、学際センター)は6年前から、異分野交流会を毎月開催している。2019年12月20日には特別版として、「『ミニ学術の街、京都』」を再現」するとして、京都府内にある43大学から参加者を必ず1名ずつ集めるという挑戦的な企画を実施した。

 「各大学のHPから教員紹介のサイトを探し、参加してくれそうな教員を探してひたすら連絡した。連絡先がわからないケースが多く苦労した」と学際センターの井出研究員。惜しくも全大学の参加は果たせなかったが、33大学の教員、職員、学生・院生等の現役関係者に、一般参加者を加えた121名が集まり大盛況となった。

 当日は、「受付番号、名前、参加者と話したいこと、私の専門(業務内容)」が書かれた資料を頼りに、参加者が各自が話したい人を見つけるという趣向で会を進めた。参加者が司会者からマイクを奪い取り、「○○番の方、いますかー?○○について話したいんですが!」と呼びかけるシーンもあったという。

 企画の発案者である同センターの宮野准教授は立案の背景について「特別ゲストをお呼びする企画では、どうしてもそのゲストが主役となり参加者が主役になりにくいと感じてきた」と語る。「いろんな大学から人を集め、何か一つのテーマについて話したり、提言を出したりするなどということは考えていません。ただ、この場に<ミニ京都がある!>と実感をしてほしかっただけ(笑)。今回、非常に多くの参加者の方々が知り合いに声をかけてくれるなど全大学集めに協力してくれましたが、それはこの『無目的という目的』が、多くの人の心に響いたからではないでしょうか」と振り返った。

 下記サイトには、当日の様子とともに、その参加者の感想も記載している。

参考:【京都大学学際融合教育研究推進センター】写真で振り返る<京都の大学大集合企画>

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大学ジャーナルオンライン編集部

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