佐久大学(長野県佐久市)を運営する学校法人佐久学園は、長野県で幼稚園や保育園、中学、高校などを運営する学校法人信学会と法人合併契約を結んだ。合併期日は2026年6月1日。信学会が佐久学園の権利や義務を包括的に継承し、事実上吸収する形を取る。

 佐久学園によると、合併は人口減少と少子化が続く中、佐久大学の教育・研究機能を安定して維持するのが目的。佐久大学が医療人材を地元に輩出し、貢献してきたことから、佐久市が合併を仲介した。合併しても佐久大学の学部構成や定員に変更がない見通し。合併の認可手続きが文部科学省で進められており、合併後に佐久学園の経営陣は退任する方向。

 佐久大学は2008年の開学。看護学部と人間福祉学部、助産学専攻科、大学院看護学研究科を持つが、日本私立学校振興・共済事業団によると、2025年度は学部学生が収容定員の8割未満に陥り、苦しい経営を続けている。同法人が設置する佐久大学信州短期大学部は2026年度以降の募集を停止した。

 信学会は長野市を本拠に長野県内一円で教育事業を営んでいる。合併により、幼稚園から大学までを運営する県内唯一の教育組織となる。高校や進学塾を運営してきた実績で学生募集に力を入れるとみられる。

参考:【学校法人佐久学園】学校法人よりお知らせ

佐久大学

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佐久大学がある長野県佐久市は、地域医療の先進エリアです。農村医療・地域医療の発祥地と言われ、「健康長寿のまち」としても広く知られています。佐久大学では、そうした地域の特性を生かし、広い視野と多角的な視点を身につけ、ケア専門職としての知識や技術を養い、人のため[…]

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