ICT教育システムが整備されていたから、オンライン授業へスムーズに対応できた

2020年春の新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言発令時、ほとんどの大学では新年度開講に混乱を生じましたが、畿央大学は整備されたLMS(Learning Management System) と貸与型PCのおかげで、遅延なく新入生のオンライン授業をスタートできました。

教育学習基盤センター長 福森 貢 教授:「ノートPCを新入生500人余に配布したのが入学当日。幸い宣言発令直前に新入生へのオリエンテーションを実施できたため、その場でPCの初期設定から学生アカウント取得と履修登録を行い、『OpenCEAS』で授業に関する情報を収集。そうすることで、当初の開講予定日に無事オンライン授業を開始できました。これまでに『OpenCEAS』を全学的に導入し、運用ノウハウを蓄積していたからこそ、予期せぬオンライン授業への切り替えに即適応できたのです。まさに社会変化への対応をICTで実証できたと思います。」

COPE方式によるPC全員貸与制度がなければ、前例のないオンライン授業へのスピーディな対応は不可能だったでしょう。これまでの積み重ねが、教育現場における「新しい生活様式」へギアチェンジする土壌となったことは間違いありません。

「次世代教育センター」を設立し、数理・データサイエンス・AIを柱に高次元の教養プログラムを発信

また、新たな試みとして令和3年4月より、畿央大学独自の「次世代型教養プログラム」の開発および運用を目的とした「次世代教育センター」を設置。 特定の教員がコーディネーターとなり、文部科学省『MDASH』認定の『情報処理演習』を基盤とした、次世代型情報教養プログラムを開講しています。

次世代教育センター長 福森 貢 教授:「DX(デジタルトランスフォーメーション)をキーワードとした大きな社会の変革期を生きるために必要なリテラシーや教養を身につけるには、単なる事象の理解やスキルの習得だけでなく、その背景にある本質や普遍的価値などにまで視野を広げ、より高い次元での教養を獲得することが必要です。 『次世代型教養プログラム』は、そういった目的で学生がニーズやスキルに合わせて自由に選択できる、畿央大学独自の教育プログラムです。

今回のコロナ禍により導入が進んだ遠隔・オンライン教育により、時間と空間の制約を外すことや、一定の範囲内で学生に新たな体系的学びを提供できる可能性が生まれたことも、本プログラム開設の一助となりました。本センターは新しい時代の教養課程を目指し、学生がより質の高い学びを得られる環境の向上に取り組んでいきます。」

早期から大学教育のICT化に計画的に取り組み、ユニークな施策で社会変化への対応基盤を築いた畿央大学。その努力は今回の『MDASH認定』として結実し、『次世代教育センター』という新たなチャレンジプロジェクトとして、よりいっそう大きく発展を続けています。

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畿央大学

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畿央大学は、理学療法士、看護師、助産師、管理栄養士、建築士や小学校教諭、幼稚園教諭、養護教諭、保育士などの「健康」と「教育」分野のプロフェッショナルを育てる実学重視の大学です。開学以来の全卒業生15年間就職率は95.1%※で、「就職に強い大学」として評価されて[…]

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