九州大学大学院システム情報科学研究院情報知能工学部門 内田研究室は、2016年10月14日、データ分析・活用により国内のビジネスや産業の発展に貢献した企業・団体を表彰する「データサイエンスアワード2016」において最優秀賞を受賞した。

 「データサイエンスアワード」は、62社8団体の法人会員と約4,900名の一般会員(2016年10月現在)が参画する「一般社団法人データサイエンティスト協会」が主催し、データ分析・活用の有効性を広く社会に啓蒙し、その担い手であるデータサイエンティストの地位向上に寄与することを目的に、年1回開催されてる。

 2016年のアワードには、全国の小売・流通業、金融業、製造業、学術研究機関などから多数の応募が寄せられ、厳正なる1次審査を経てファイナリスト4チーム※を選出。最終審査では、各チームがプロジェクトについてプレゼンテーションを行い、その内容をもとに、審査員およびシンポジウムの一般参加者の投票により最優秀賞を決定した。

 最優秀賞を受賞した内田研究室は、国内で初めて、生物・医学画像データに対し、情報科学の理論・技術を用いたアプローチで生命現象に関わる問題を解こうとする学問分野「バイオイメージ・インフォマティクス」を立ち上げ、収集された画像情報の視認に留まっていた研究現場の改善に取り組みつつ、データ分析人材の教育・育成に成果を上げている。

 受賞理由は、教員・学生が一体となって個別に解析手法の開発が求められる協働先と交流・支援しながら研究に貢献している点、異分野とも積極的にコラボレーションを行っている点、画像解析というさまざまな分野で活用可能なテーマに取り組んでいる点などを総合し、どの分野のデータサイエンスにも共通して求められる資質と能力を備えた人材の育成を、研究の出発点である大学において実践していることが高く評価された。

※その他のファイナリストは以下のとおり
・慶應義塾大学SFC研究所データビジネス創造コンソーシアム「データビジネス創造コンテスト」
・三井住友海上火災保険株式会社「お客様の『知りたい』に応え続けるコンタクトセンター構築への取組」
・株式会社リコー「複合機ビッグデータを活用した故障予測」

 

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大学ジャーナルオンライン編集部

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