世界の医療発展に多大な貢献をした研究開発事例を称える、第1回日本医療研究開発大賞の受賞者が決まった。最優秀の健康・医療戦略推進本部長(内閣総理大臣)賞には東京都医学総合研究所の田中啓二理事長、健康・医療戦略推進副本部長(健康・医療戦略担当大臣)賞には大塚製薬が選ばれた。

 内閣官房健康・医療戦略室によると、同賞は世界医師会会長も務める日本医師会の横倉義武会長が安倍晋三首相に打診して創設された。内閣官房に設置した健康・医療戦略室が有識者でつくる選考委員会の審議に基づいて受賞者を決め、健康・医療戦略推進本部長を務める安倍首相が表彰する。

 田中理事長はたんぱく質分解機能であるプロテアソームを発見し、その構造と機能を解明、抗がん剤開発の先駆けとなった。大塚製薬は多剤耐性肺結核の治療薬デラマニドを開発、開発途上国の結核予防、感染症対策に貢献した。

その他の受賞者は次の団体と個人。
文部科学大臣賞=石野良純九州大学大学院農学研究院教授
厚生労働大臣賞=東芝メディカルシステムズ、片田和広藤田保健衛生大学医学部名誉教授、遠藤真広医用原子力技術研究振興財団常務理事
経済産業大臣賞=東京女子医科大学先端生命医科学研究所、早稲田大学先端生命医科学センター
日本医療研究開発機構理事長賞=西増弘志東京大学大学院理学系研究科助教、木村建次郎神戸大学大学院理学研究科准教授、武部貴則横浜市立大学大学院医学研究科准教授、橋口隆生九州大学大学院医学研究院准教授

参考:【内閣官房健康・医療戦略室】第1回日本医療研究開発大賞について(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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