「働き方は人並みで十分。好んで苦労することはない」。日本生産性本部と日本経済青年協議会が2018年度の新入社員1,644人にアンケート調査したところ、こんな意識が浮かび上がった。働くことにネガティブな意識があるのか、人並み以上の働き方を求めない声が過去最高を更新している。

 調査は3、4月に新社会人研修村に参加した2018年度新入社員を対象に実施、うち男性943人、女性700人から回答を得た。最終学歴は高卒から大学院卒までさまざまで、企業規模も従業員5,000人以上の大企業から零細企業まで幅広く網羅している。

 それによると、働く目的は「楽しい生活をしたい」がトップで41.1%。「経済的に豊かになる」が30.4%で過去最高に達したものの、かつては何度もトップに立った「自分の能力を試す」は10.0%と過去最低を記録した。

 どの程度働くかについては「人並み以上」が過去最低レベルの31.3%まで下がったのに対し、「人並みで十分」は61.6%と過去最高を更新した。
生活を仕事中心とするか、プライベート優先とするかでは、「両立」とする回答が最も多く、78.0%を占めたが、「仕事中心」が6.7%と年々減少しているのに比べ、「プライベート優先」は15.2%と年ごとに増えている。

 「若いうちは進んで苦労すべきか」という問いに対しては、「好んで苦労することはない」との回答が過去最高の34.1%に達した。昇進については「社長を目標」とする声が過去最低の10.3%にとどまったのに対し、「役職につきたくない」の12.7%と「どうでもいい」の23.1%を合わせると、全体の35.8%が関心を持っていないことも分かった。

参考:【日本生産性本部】平成30年度新入社員働くことの意識調査結果(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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