京都府立医科大学は、100歳以上の高齢者が多いことで知られる京丹後市立弥栄病院と共同で、長寿の要因などを研究する「長寿・地域疫学講座」を京都府立医科大学大学院医学研究科に設置し、また、弥栄病院内にも講座の分室を設置したことを発表しました。

 京丹後市は、市内の100歳以上の高齢者の数は、78人(2015年9月)で、人口10万人当たりに換算すると133人となり、全国の48人や京都府の57人を大きく上回るご長寿地域です。この現状をうけ、京都府立医科大学と弥栄病院は、長寿研究や予防医学、地域医療学に関する研究活動を共同で進めるため、「長寿・地域疫学講座」を開設することになりました。

 この取り組みでは、京丹後市域において長寿者の多い宿主要因と生活習慣を含む環境要因の相互作用を含めた健康・長寿要因を解明し、その研究成果を地域社会に還元することで生涯現役の「百歳健康長寿社会」を創造することを目的としています。京丹後市は長寿の要因解明に役立ててもらおうと、京都府立医科大学に3年間で計1億800万円の支援を決定したほか、現地調査などを効率的に進め、大学が進める長寿コホート研究※と市の健康長寿施策の推進に一層取り組むため、弥栄病院内にも分室を設け、共同で研究していきます。

※コホート研究とは、長期間にわたって特定の地域や集団に属する人々を対象に、対象者の健康状態や生活習慣、環境の状態といった様々な要因との関係を調査する研究のことです。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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