金沢工業大学の課外活動プロジェクトのひとつ、バスストッププロジェクト(リーダー:工学部4年 油野凌真さん)は「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール マッチングイベント」で「賢いバス停 市民サポートシステム」の発表を行い、ICTやロボット技術を用いた市民サポートの有効性をアピールした。

 このイベントは2015年11月に総務省北陸総合通信局と北陸情報通信協議会が共催した「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」で提案された優秀提案の社会実装をめざし、企業・団体や自治体とのマッチングを図るもので、北陸3県の企業、市町村から約50組が参加した。

 同コンクールでグランプリを受賞した「賢いバス停 市民サポートシステム」は、G空間(地理空間)情報とICTを活用したディスプレイ付きバス停システム。集合住宅が増え、回覧板など従来の方法だけでは市民に情報が伝達しきれない状況を鑑み、網羅的に設置されている野々市市のコミュニティバスのバス停に「子供の見守り」「災害対策」「広告」「市の広報」「時刻表と乗り換え案内」などの機能を持たせるという提案だ。

 子供の見守りの機能は、合言葉と顔を認証して、子供の位置情報を保護者に通知するもの。事前に合言葉と子どもの顔画像をweb上で登録し、子供が合言葉をバス停に告げると保護者に位置情報を通知する仕組みとなっている。
災害対策の機能は、災害発生時に各バス停が避難所までの経路を表示して、日本語と英語の音声による避難誘導を行う。その他バス停にいる人の年齢や性別を識別し、個人に合わせた地元商業施設の広告や、市の広報、天気予報、鉄道の運行情報などを表示することができるという。

 イベントでは発表に対し参加者から「面白い提案で有効性・実現可能性が高い」「継続して取り組んでほしい」などの声が上がった。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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