「学生アイデアファクトリー」は、日本科学振興協会が2023年にスタートさせたプロジェクト。科学に興味をもつ学部生・高専生・短大生を対象に独創的な研究アイデアを募り、その中から選定したアイデアの醸成、あるいは具体的な研究計画への落とし込みを支援し、さらに公開の場で発表する機会を提供することで、「日本の科学を、もっと元気に。」の担い手を育成している。また、単発のイベントではなく毎年1年サイクルで実施することで、同窓生コミュニティや世代や立場を超えたつながりを醸成している。

　本プログラムでは、書類選考で選抜された参加者が「サマーキャンプ」に参加し、他の仲間と切磋琢磨して自らのアイデアを深め、そのアイデアを「アクセラレーションプログラム」で研究者や企業関係者からのサポートやアドバイスを通じて加速させ、形にする。最後に、磨き上げた研究アイデアを立場や世代の異なる聴衆の前でプレゼンテーションを行い議論するのが「ファイナルプレゼンテーション」だ。

　ファイナルプレゼンテーション当日は、全国から集まった自主研究に取り組む大学学部生・高専生35名が、これまで練り上げてきた研究アイデアをポスターを使い発表する。その中から選ばれた8名がステージでの口頭発表も行う。優秀なアイデアには JAAS賞を筆頭に、最高30万円の研究奨励金が授与される。

　当日のタイムテーブルと参加学生の発表者名、所属、研究アイデアタイトルは、学生アイデアファクトリーのホームページで確認できる。プロジェクト内での交流を通じて共感を広げ、仲間や良きライバルとともに刺激的な時間を過ごした学生たちは、未来の科学人材としての飛躍が期待される。

＜学生アイデアファクトリー2024　ファイナルプレゼンテーション＞
日時：2024年10月27日（日）10：30 ～ 16：00（受付開始 10：00）
会場：日本科学未来館（江東区青海2‐3‐6）7階　イノベーションホール
形式：会場およびオンライン中継
申込：会場参加の場合、登録は任意、当日来場可（参加登録すると受付で「研究アイデア一覧冊子」配布）
　　　オンライン中継の場合、申込フォームから登録必須
費用：無料

参考：【学生アイデアファクトリー】学生アイデアファクトリー 2024　ファイナルプレゼンテーションを日本科学未来館にて開催