芝浦工業大学では、2026年度一般選抜の志願者が前年度から14,649人多い53,156人となり(前年度比138.0%)、これまで最も多かった2019年度の46,505人を上回って過去最高を更新した。
多くの大学で「年内選抜」の募集定員が全体の過半数を超えるなか、芝浦工業大学は近年一般選抜志願者が増加している。その背景について山田純学長は「本学の強みである『高い就職実績』『グローバル教育』『女子生徒の理工系進学支援』などが本学の認知度や志願度向上に寄与した結果」と推察している。
また、近年増加傾向にある国公立大学との併願受験者層に合わせて、2026年度入試から大学入学共通テスト利用方式型の見直しを行ったことも奏功した。いわゆる私立専願型である3教科4科目型と、国公立大学との併願を想定する6教科8科目型に分けて設置した結果、両選抜方式合わせて24,965人の志願者(前年度比181.2%)が出願。私立専願受験者、国公立大学併願者を含む多様な受験者層を取り込むことができたと考えられる。
さらに、2026年に改組するシステム理工学部では、複数の専門領域を横断して学ぶ『課程制』を取り入れ、出願時の選択肢がこれまでの5学科から5課程11コースに増えた。あわせて2022年に国が示した特定成長分野「デジタル」「グリーン」「Well-being」分野のコースを中心に入学定員を増やし、学部全体の入学定員が前年度の約1.5倍となる705人となったことで、志願者数が前年度比184.7%(7,287人増)と大幅に増加。実志願者数でも前年度比114.6%となった。
このほか、建築学部で133.3%(2,167人増)、工学部で124.4%(4,822人増)、デザイン工学部で110.2%(373人増)となった。
芝浦工業大学は、東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約1万人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求する。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいる。
