大分大学は災害時の避難所生活に必要な情報をまとめた避難手帳(A5判、50ページ)を作った。2016年の熊本地震で被災した大分県由布市民が作製に協力したもので、医療関係者が簡単に健康状態を把握できる内容としている。

 大分大学によると、手帳には血液型や服用薬、アレルギーの有無、緊急連絡先が記入できる部分があり、財布に入れて携帯可能な「災害時避難カード」、「家族に関する基本情報」もついている。携帯していればいつでも医師らが健康状態を把握して適切な措置を取れるようにした。
避難時の必需品リストや災害用伝言ダイヤルの使用法、避難経路などを詳しく紹介しているほか、災害の発生後に避難所生活で必要な情報も書き込まれている。

 福祉健康科学部の社会福祉実践コースや心理学コース、理学療法コースの教員でつくる震災関連ワーキンググループがそれぞれの専門知識を生かして作った。熊本地震で被災し、避難所生活を送った由布市の高齢者や障害者へアンケート調査や聞き取りを実施するとともに、大分県、由布市の防災担当部局の協力も得た。

 避難手帳は由布市民に無償配布するほか、福祉健康科学部のホームページに内容を掲載して誰でも利用できるようにする。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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