東京大学は、2017年3月10日に最後の営業運転を終えた銀座線01系車両のうち1両(01-630号車)を東京メトロ(東京都台東区)から譲り受けた。車両は、3月24日未明に中野車両基地から東京大学柏キャンパスへ搬送され、今後は研究用車両として活用される予定。

 東京大学と東京メトロは、長年に渡り車両の走行安全性向上に関わる共同研究を実施してきた。今回は、更なる鉄道技術の発展を目的とし、東京大学が廃車車両の譲渡を依頼した。

 東京大学は、千葉県に走行実験などを行う生産技術研究所を所有しており、2017年4月1日、研究所発祥の地である稲毛区弥生町から柏キャンパスに機能を移転。新しい研究所は全長約333mの試験線を有し、直線、曲線、踏切および分岐器などがあり、海外で多く使用されている特殊レールも一部敷設。また、台車および車両の走行実験、外フランジ型車輪などの新構造車両の走行に関する研究が可能である。

 これまで銀座線01系車両は、熊本電鉄への譲渡や地下鉄博物館において展示するなど活用してきたが、研究用として譲渡されるのは今回が初めて。東京メトロは、この譲渡によってこれまでの研究の枠組みを超えた日本の鉄道技術向上に貢献したいという。

東京大学

明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

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大学ジャーナルオンライン編集部

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