弘前大学と東北電力は人工知能(AI)を活用した通話のテキスト化、文章の要約に関する共同研究契約を締結した。東北電力コールセンターの通話音声データをAIがテキストデータ化、自動要約、結果が実用的な文章として理解できるかどうかを検証する。

 東北電力によると、研究期間は2017年8月から2018年1月末まで。東北電力コールセンターには年間150万件の申し込みや問い合わせを受け付けており、このデータを活用する。弘前大学がこの研究用に作成する方言データベースを用い、津軽弁を音声認識、標準語に訳してテキストデータ化する。それと同時に音声認識の精度について検証を進める。

 弘前大学はAIを活用してゲノム解読の研究をしており、音声による研究データの蓄積を進めることにしている。今回の研究で得られた成果を患者との対話記録の作成へ利用するほか、音声認識技術や言語処理技術の事業化を探る。東北電力はコールセンターの待ち時間、通話時間の短縮などお客さまサービス向上に活用する。

 研究実施に当たっては青森県弘前市からサテライトオフィスでの実施提案があったことから、総務省のお試しサテライトオフィス事業(※1)を活用する。

※1 お試しサテライトオフィス事業 地方でのサテライトオフィス設置を検討している大都市圏の企業が、地方に実験的にサテライトオフィスを設置し、お試し勤務する事業

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大学ジャーナルオンライン編集部

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