日本音楽著作権協会(JASRAC)は2017年9月から、国立音楽大学で寄付講座の「音楽著作権法入門」を開設した。JASRACが寄付講座を音楽大学で開くのは初めて。卒業生の多くが音楽関係の職に就く音大生に著作権に関する正確な知識を身に着けてもらうことを目的としている。

 JASRACによると、講座は国立音楽大学音楽学部の教養科目として開設され、音楽学部の1~4年生、多摩アカデミックコンソーシアム加盟大学の学生、音楽活動や指導をしている国立、多摩両市の市民が受講している。

 第1回、第2回の講座は既に開かれ、JASRACの中戸川直史常任理事が「JASRACの仕事」、桐蔭横浜大学の山口裕博教授が「法律としての音楽著作権法を学ぶ」をテーマに講義した。

 講座は12月まで継続して開かれる予定。早稲田大学の小沼純一教授、国立音楽大学出身の作曲家でもある武部聡志音楽プロデューサーら著作権に詳しい研究者、法曹関係者、音楽出版事務所の責任者らが登壇、音楽著作権の現状と正しい理解について解説する。
12月には、国立音楽大学の久保田慶一教授の司会のもと、神谷信行弁護士、宇都宮大学の新井恵美准教授、JASRACの世古和博常任理事が参加して「音楽著作権法の将来」と題した公開討論会も予定されている。

 JASRACは音楽著作権に精通した人材を育てるため、1999年から寄付講座を各地の大学などで開催している。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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