沖縄県うるま市に校舎を置き、インターネットを活用したユニークな教育で話題の通信制高校・N高等学校(N高)と長崎県五島市は、中高生から大学生を対象にした離島教育で提携し、新プログラムの開発を始めた。

 N高を運営する角川ドワンゴ学園によると、両者は全国の離島で問題になっている人口減少、交流人口の減少、事業承継の困難といった課題を踏まえ、新しい教育プログラムを外部有識者の意見を参考にして開発する。対象は中高生から大学生を想定、地域の課題や観光資源、特産品の活用などを視野に入れる。
他者と協働できるスキルや創造的、論理的な思考を身につけられる内容とし、五島市を訪れて産業や観光を体験するツアー、長期間滞在して職業体験とともに地域課題の解決を目指すインターンシップ、全国どこでも実施可能なワークショップなどの方法を模索している。

 五島市は長崎県西部の東シナ海に浮かぶ11の有人島と52の無人島で構成され、人口は約3万8,000人。潜伏キリシタンによる教会群など観光資源や日本一の生産量を誇る椿油、特産の五島うどんがあるものの、人口は1970年からほぼ半減している。

 N高はプログラム実施に当たり、在校生に参加を呼びかける一方、在校生以外の中高生、大学生の参加も受け付ける方針。他地域でも導入可能なモデルプログラムとし、離島の定住促進、交流拡大につなげたい考えだ。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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