出世は望まず、定時で帰宅したい-。デロイトトーマツグループで人材育成や教育研修を進めるトーマツイノベーションが2018年度新入社員の意識調査をしたところ、こんな傾向が明らかになった。将来は管理職より専門職を目指し、転職もいとわない社員が増えている。

 調査は4月、トーマツイノベーションが東京都と横浜、名古屋、大阪の3市で開いた新入社員研修の受講者4,863人を対象に実施した。内訳は男性が57.1%の2,775人、女性が41.8%の2,035人、不明が1.1%の53人。

 それによると、「今の会社で働き続けたい」と考える新入社員は53.8%で、前年度調査を2.4ポイント下回り、3年連続の減少となった。「そのうちに転職したい」と考える社員は前年度より1.5%増の16.7%に及んでいる。2015年度の調査では63.4%が「今の会社で働き続けたい」と答えていただけに、就社意識の急激な低下がうかがえる。

 働き方では「定時に帰りたい」が42.0%に達し、初めて「残業は週に2、3回」を上回り、最多になった。2014年度には27.4%しかいなかっただけに、仕事より自分の時間を大切にしたいと思う現代の若者気質が強まっている格好。

 将来のキャリアに対しては、管理職を希望したのが24.8%にとどまったのに対し、専門職は33.4%に達した。「楽しく仕事をしたい」と答えた新入社員も21.3%おり、キャリアについて明確な考えを持たないケースが目立っている。

 トーマツイノベーションは「新入社員の就社意識が急激に低下しており、長く勤めて活躍してもらうには働き続けることへの魅力創出とワークライフバランスを保てる職場環境づくりが必要」とみている。

参考:【デロイトトーマツ】2018年度新入社員のキャリアに対する意識調査結果を発表

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大学ジャーナルオンライン編集部

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