名古屋市立大学では、主に三河地域の地域医療に貢献する看護職員を育成することを目的として、2027年4月に愛知県蒲郡市(がまごおりし)に三河地域で唯一となる公立の看護系大学キャンパスを開設する。
また医学部保健医療学科看護学専攻の入学定員を現在の120名から90名増員し、210名へ拡充する。この規模は全国の看護系大学で第2位、国公立大学では最大で地域医療を担う人材育成をさらに強化する。
高校生の大学志向の増加により全国の看護専門学校で入学者の定員割れが相次ぐなか、蒲郡市の蒲郡市立ソフィア看護専門学校(蒲郡市五井町)も同様に入学者の確保が困難になり、三河地域における看護人材の育成が課題となっている。
名古屋市立大学は桜山キャンパス(名古屋市瑞穂区)・葵キャンパス(名古屋市東区)に医学部保健医療学科看護学専攻を設置しているが、蒲郡市から専門学校の大学化について打診を受け、蒲郡市立ソフィア看護専門学校の施設を活用した蒲郡キャンパスの設置を決めた。新キャンパスでは高齢者看護や在宅看護分野等の地域の特徴を活かした教育・研究の拡充を図るとともに、公立大学として地域の需要に応じて看護師育成を行う。設置準備・運営にかかる経費は蒲郡市が負担する。
蒲郡キャンパスは2027年4月設置に向けて入学定員50名を募集するほか、桜山キャンパス・葵キャンパスでもこれまで120名の定員だったところ、40名増員して160名を募集する。
なお、看護学専攻における定員増およびキャンパス設置については、現在は構想段階のため、内容は今後変更となる場合がある。
参考:【名古屋市立大学】
医学部保健医療学科 看護学専攻
医学部保健医療学科看護学専攻における入学定員の増員及び入学者選抜方法等の変更について― 地域医療人材育成の強化と多様な志願者受け入れを目指して ―
