慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所と大手広告代理店の博報堂(東京、戸田裕一社長)は、地域の資源を生かした体験やサービスをデザインするためのインスピレーション集となる「地域体験デザインカード」を開発しました。

 慶應義塾大学によると、このカードは地域資源を生かした体験やサービスを具体化するうえで必要なコツを各地の成功事例を基にまとめたものです。実際にサービスをする前の準備段階、本体験の直前となる入口体験、体験中、本体験が終わった直後の出口体験、体験が終わったあとの5段階に分け、「手ぶらで体験できる」、「イキイキとしたガイド」など合計35枚のカードに書き込んでいます。
同時にこのカードを使用したワークショッププログラムも開発しました。ワークショップを通じ、その地域ならではの資源を活用した体験デザインをすることができるようになっています。

 地域の振興策はこれまで、物産品や自然景観、文化財、観光施設など物的資源を中心に進められてきました。しかし、地域振興に直接、生かせる物的資源には限りがあり、人々の関心も物的資源そのものから、それに伴う物語や体験的価値に移りつつあります。そこで慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所は、経済学部の武山政直教授が中心になり、有形、無形の資源を組み合わせて新たな価値を創造する地域振興の方法論を構築するため、博報堂と共同研究を進めていました。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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