慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスは、2016年8月3日、インターネットと3Dプリンタ群をつなぐ「Makerbot※イノベーションセンター」システムの運用を3Dプリンタの世界的企業「Stratasys Ltd.」の日本法人、株式会社ストラタシス・ジャパンの協力で開始したことを発表。

 「MakerBotイノベーションセンター」は、大学や組織がより迅速なイノベーションと、より緊密なコラボレーションを行い、効果的に切磋琢磨することを促進するためにデザインされた3Dプリンティングシステム。現在、米国のペンシルバニア州立大学、メリーランド大学など約10の大学で「MakerBotイノベーションセンター」が導入されているが、日本では慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが初の導入例となる。

 ユーザが「MakerBotイノベーションセンター・マネージメントシステム」に3Dファイルを送ると、デザインは湘南藤沢キャンパスの「Makerbotイノベーションセンター」に接続されている3Dプリンタでプリントされる。3Dプリンティングのステータスはリアルタイムで取得することができ、プロセスが完了するとメールで完了通知が送信される。また、ネットワークに接続するプリンタの台数は、学部や授業のニーズによって拡張することも可能だという。

 同大学は文部科学省 COI(Center Of Innovation)「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会創造拠点」の中核拠点として様々な取組みを行っており、学生自身が「ひとり1台の3Dプリンタをつくる」といったものづくり系授業だけでなく、看護医療学部や総合政策学部の授業で既に3Dプリンタを活用している。今回導入した「Makerbotイノベーションセンター」を基点に、最終的には、地球上のさまざまなデジタル工作機械がすべてネットワークでつながるファブ地球社会基盤システムを構築し、教育・研究の両面において、新しいものづくりを牽引していきたいと考えている。

※Makerbotは、Stratasys Ltd.の子会社。デスクトップ3Dプリンタで業界をリードしている。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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