立教大学(東京都豊島区、吉岡知哉総長)は、スタンフォード大学と共同で、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市の魅力をまとめたコンテンツを発表した。

 立教大学では、英語で実施される正課科目として「陸前高田プロジェクト」という課題基盤学習型(Project-based Learning)プログラムを実施している。学生が被災地の現状を知り、復興における課題の共有を通じて陸前高田市の復興支援に寄与していくのが目的で、2013年度からパイロットプログラムとしてスタートし、2014年度からは正課科目となった。さらに2015年度からはスタンフォード大学の学生が合同で参加している。

 2016年度は9月5日から4泊5日のフィールドワークを軸とした研修を実施。立教大学の7名とスタンフォード大学の学生7名が「陸前高田の魅力を取りまとめてコンテンツを作成し、発信する」という課題に取り組んだ。9月10日に行われた事後研修会では、学生らが作成した動画やフォトブック、Webマガジンが発表された。スタンフォード大学の学生は、陸前高田市や東日本大震災について学んだ上で来日し、事前研修から現地研修を経て事後研修まで参加した。

 立教大学と陸前高田市の交流は、2003年度に同市で行った「林業体験プログラム」がきっかけ。東日本大震災の発生後、2011年4月に「東日本大震災復興支援本部」を設置し、5月には同市を重点支援地域に指定、2012年に連携・交流協定を締結した。その後、今日に至るまで学生ボランティア、スポーツ分野での交流プログラム、学部や留学生による復興支援プログラム等、のべ1,000名を超える学生が同市を訪問している。今後は2015年10月に中長期ビジョンとして掲げた「陸前高田サテライトキャンパス」の開設によって、息の長い交流を支える拠点の整備する予定だという。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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