かつら、ウイッグメーカーのアデランス(東京、根本信男社長)は、英国のレスター大学でMBA(経営学修士)の学生を対象に同社の戦略的CSR(企業の社会的責任)活動に関する特別講義をした。レスター大学で特別講義をしたのは日本企業で初めてという。

 アデランスによると、特別講義のテーマは「三方よしの考えに基づいた事業と一体となった戦略的CSR」。前半は同社の箕輪睦夫グローバルCSR広報部担当執行役員が、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という三方よしの考え方を実践してきた近江商人の歴史的検証から、同社が継続して実施してきた「がん患者に寄り添う病院内ヘアサロン」、エコサイクルの「フォンテーヌ緑の森キャンペーン」などCSR活動の現状を説明した。

 後半はグループ会社であるアデランスUKのリン・ハリス社長が、がんや医療脱毛で苦しむ人々を救うためのチャリティー活動、英国の著名な自転車競技選手で脱毛症患者であるジョアンナ・ロウセルさんへのウイッグ寄贈について報告した。

 英国内外からレスター大学で学ぶ学生たちは熱心に講義に耳を傾け、積極的に質問の声を上げていた。大学関係者からもレスター大学付属病院内へのヘアサロン開設に興味の声が上がり、新たなCSR活動の可能性が広がったという。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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