豊橋技術科学大学は国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)との先端共同研究を行うAIST-TUT先端センサ共同研究ラボラトリーを設置しました。情報活用の次の段階としてセンサが作るネットワークが注目を集めています。身の回りのいたるところに配置されたセンサが温度や湿度・水質、人の動きや物流など実世界の様々な情報を検出し、インターネットの世界に送り込むことで情報化社会は新しい段階に移行するのではないかと期待されています。その実現に向けた取り組みの一つがこのラボラトリーによる新たなセンサの開発です。

このラボラトリーは新たに開発されたセンサが製品として世に出るまでの時間を短縮することや、低コストでの開発・実用化を目的としています。研究段階で新技術が開発されても実用化されるにはまだまだ多くの課題が残されている場合がほとんどです。その段階で研究への投資を渋ってしまうために日の目を見ない新技術は少なくありません。官学が連携することでセンサ開発においてそうした新技術が停滞するのを防ぐことを目指します。

ネットワークに接続されたセンサが様々な場所に設置されれば、今以上に生活は便利で快適なものになるでしょう。例えば家庭で手軽に健康状態を測定できるセンサがあれば医師が病気の兆候を察知してくれ、重篤化する前に治療を受けることができるかもしれません。災害時にはどこの避難所にどれだけの薬が必要なのかという情報をいち早く収集し、必要な支援物資を必要なだけ届けることができるようになるでしょう。

 スマートフォンの普及でいつでもどこでも情報を手に入れることが可能になりました。それに加えて、様々な場所に設置されたセンサが情報を発信するようになれこれまでとは全く異なる新たな情報の利用方法が登場するまもしれません。そうなれば誰も考えもしなかった全く新しい価値を生み出してくれるでしょう。

出典:【豊橋科学技術大学】「AIST-TUT先端センサ共同研究ラボラトリー」を設置しました。

豊橋技術科学大学

多文化共生・グローバルキャンパスを実現し、世界に通ずる技術科学大学を目指す。

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大学ジャーナルオンライン編集部

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