京都精華大学は、国際文化学部グローバルスタディーズ学科を対象に、大学独自の給付型奨学金制度「京都精華大学英語資格取得奨学金」を新設する。高等教育の修学支援制度との併用が可能となっている。

 「京都精華大学英語資格取得奨学金」は、卒業後に返還する必要のない奨学金制度で、資格に関する条件を満たした在学生全員に毎年50万円を給付する。対象となるのは、国際文化学部グローバルスタディーズ学科の2~4年生で、前年度に受験したTOEICの点数が条件を満たした学生。TOEIC L&Rの点数は、1年次修了までに580以上、2年次修了までに690以上、3年次修了までに785以上が条件となる。

 なお、京都精華大学では、入学前に「実用英語技能検定試験(英検)2級以上を受験してCSE2.0 1,950以上」等、大学の指定する英語資格を有する入学予定者に対して、入学後に50万円を給付する「資格取得特待生」制度も設けている。両特待生制度は併給可能で、いずれの特待生要件にも該当すると、総額200万円(4年間の授業料の約半額)の受給が可能となる。

 京都精華大学では、2018年春に、2024年度を完成年度とした7年間の長期ビジョン(目標)として[VISION2024SEIKA]を定め、そのなかで「グローバルな大学」を目標のひとつに掲げてきた。全学部の共通科目として、1~4週間の海外体験を積む「海外ショートプログラム」など、学生たちがそれぞれの都合にあわせて自由にプログラムを選択し、海外へ赴くことができるようにカリキュラムを組んでいる。

 国際文化学部グローバルスタディーズ学科では2年次に6カ月間、海外に滞在する「長期フィールドワーク」を必修科目として設置しており、全員が8つの国や地域に分かれて訪問し、自身の設定したテーマで研究を行う。さらに2025年度から段階的な教学改革を予定しており、独自の英語科目を設置して語学力強化のプログラムを開始、4年間でTOEIC700点の取得を目指す。

参考:【京都精華大学】国際文化学部グローバルスタディーズ学科対象、大学独自の給付奨学金制度を新設

大学ジャーナルオンライン編集部

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