公立大学の山口東京理科大学を持つ山口県山陽小野田市の藤田剛二市長と、運営者の公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学の岡村総一郎理事長は山陽小野田市役所で記者会見し、2029年度開設予定として県立厚狭高校南校舎(山陽小野田市郡岡崎)で計画していた厚狭キャンパス設置構想の断念を明らかにした。資材費や労務費の高騰で大学の収支計画成立が見込めないためとしている。

 山陽小野田市、山口東京理科大学によると、同大学は2023年に医療保健学部(仮称)の設置構想を発表し、入学定員120名(3学科)の受け入れに向け、厚狭高校南校舎跡地を新キャンパス候補地に選んで県と県有財産譲与契約を結んだ。しかし昨今の資材費、労務費の高騰で大学の収入と市の支援だけでは収支計画が成り立たなくなった。

 市は跡地を老朽化した厚狭小学校の建て替えに利用することを決め、県の承諾を得た。山口東京理科大学は跡地以外への新学部設置を検討しておらず、構想自体を断念する。藤田市長は「新学部断念は苦渋の決断」と説明した。

参考:【山口東京理科大学】山口東京理科大学厚狭キャンパス構想に関する記者会見を行いました
【山陽小野田市】山口東京理科大学新学部設置構想の見直しについて

大学ジャーナルオンライン編集部

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