2024年9月27日(金)、広島県公立大学法人 叡啓大学(広島市中区)は、2021年度の開学以来、コロナ禍を経て、秋入学定員(留学生20名)を超える23名の新入生を迎え、秋季入学式を実施する。新入生の出身国は、ナイジェリア、バングラデッシュ、パキスタン、ボツワナ、ダンザニアなど12カ国となり、国際色豊かなキャンパスに更なる活気が加わることになる。

 叡啓大学は2021年4月、JR広島駅から徒歩10分の好立地に開学。ソーシャルシステムデザイン学部ソーシャルシステムデザイン学科(入学定員100名)の1学部1学科体制で、主に日本人(一部留学生)を対象とする春季募集定員80名と、主に留学生(一部帰国生等)を対象とする秋季募集定員20名とに分かれている。キャンパスの中に、国際学生寮を併設しており、原則として学部1年生として入学する学生は入寮資格があり、最長2年間住むことができるとしている。学びと生活が一体化し、留学生と日本人学生が共同生活を通じて、国際感覚を磨くとともに、自主性を向上させるための実践的な教育の場となっている。

 同大学は、「学生が英語で授業を履修できるレベルの実践的な英語力を修得すること」を目指しており、1年次の1学期と2学期の半年間で「Intensive English Program(英語集中プログラム)」を開講し、原則、春入学の選抜区分で入学した学生全員に履修を義務づけている。このため、春入学の出願要件としてCEFR B1相当(例:英検2級)以上の英語力を求めている。

◆叡啓大学の国際学生(交換留学生含む)出身国(31カ国 :2024年秋入学12カ国含)
ウガンダ、コートジボワール、ナイジェリア、ガーナ、リベリア、セネガル、タンザニア、ボツワナ、中国、韓国、インド、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ミャンマー、ネパール、英国、フィンランド、ドイツ、チェコ、スロバキア、ウクライナ、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ペルー、ブラジル

参考:【叡啓大学】世界12カ国から広島へ集結 20名を超える留学生が入学 2024年度叡啓大学秋季入学式、9月27日開催

叡啓大学

新たな価値を創り出し,社会にイノベーションを起こす。未来をデザインする力を育成

2021年4月に開校した叡啓大学は、教育理念「先行き不透明な社会経済情勢の中で、地域社会や世界に貢献する高い志を持ち、解のない課題に果敢にチャレンジし、粘り強く新しい時代を切り開いていく人材」育成をめざす新しい県立大学です。日英言語で授業を行い、SDGs(持続[…]

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