2026年9月28日、日本女子大学理学部は、京都産業大学のタンパク質動態研究所と、それぞれが保有する電子顕微鏡施設等を相互に活用し、教育研究活動の一層の充実を図るとともに、研究者、技術職員及び学生等の交流を促進することにより、学術研究及び人材育成の発展に寄与するための覚書を締結した。
日本女子大学理学部は、私立女子大学唯一の理学部として1992年に開設されて以来、複数分野にわたる広い視野を有する理系人材を多く輩出してきた。現在は数物情報科学科と化学生命科学科の2学科を置き、実験実習科目の多さと充実した実験施設での少人数教育を特徴とする。2029年4月には、これまで理学部として歩んできた歴史と伝統を礎として、多様化する現代社会の課題解決に応えるため、工学領域を含めた「理工学部(仮称)」の開設を構想している。
京都産業大学タンパク質動態研究所は、日本におけるタンパク質研究の中核拠点として2016年に設立された。クライオ電子顕微鏡をはじめとする最先端の機器が整備された環境で、動態の異常によって引き起こされる病気の解明や、それをもとにした創薬への応用など、タンパク質の動態についてさまざまな視点から研究を行うほか、タンパク質研究を志す多くの学生のために、高度な教育の場としても機能することを使命としている。
本覚書に基づき、今後は電子顕微鏡施設等の相互利用及び関連する教育研究活動、日本女子大学理学部が保有する透過電子顕微鏡(TEM)・走査電子顕微鏡(SEM)及び関連設備を利用した観察・分析等、京都産業大学タンパク質動態研究所の保有するクライオ電子顕微鏡及び関連施設を利用した観察・構造解析等で連携する。また、試料調製、観察、データ取得、画像解析、委託分析その他電子顕微鏡の利用に必要な研究支援及び技術交流、研究者、技術職員及び学生等の交流の促進、並びに実習、ハンズオン、技術講習会、セミナーその他の教育活動においても協力していく。
参考:【日本女子大学】日本女子大学理学部が京都産業大学タンパク質動態研究所と電子顕微鏡施設等の相互利用及び教育研究交流に関する覚書を締結
