2025年2月28日、貞静学園短期大学（東京都文京区）を運営する学校法人貞静学園は、同短大の学生募集を2026年度以降停止することを決めた。併設の幼稚園、中学校、高校については募集を継続する。
貞静学園短期大学は1930年開設の私立専修学校貞静学園を前身に2009年に開学した。保育科と専攻科の介護福祉専攻を設置しているが、専攻科は2023年度から募集停止している。保育・福祉の分野で活躍し社会に貢献できる8000人以上の優れた卒業生を社会に送り出してきた。
また、同じく2月28日に学校法人白峰学園が横浜女子短期大学（横浜市港南区）の募集停止を発表。併設の幼稚園については募集を継続する。
横浜女子短期大学は1940年設立の横浜保姆学院を前身として1966年に開学した。保育科単科の短期大学で、これまでに1万3000人の卒業生を社会に送り出してきた。現在も多くの卒業生が児童福祉と幼児教育に貢献するべく保育の現場で活躍している。
貞静学園短期大学のキャンパスは、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩3分の好立地。併設の幼稚園などは同じ「茗荷谷」駅が最寄りとなるが別敷地になっている。横浜女子短期大学のキャンパスは、JR京浜東北・根岸線「港南台」駅から徒歩5分と、こちらもアクセス良好。併設の幼稚園とは最寄り駅が異なり別敷地になっている。
首都圏において、駅から徒歩圏内にある好立地キャンパスの短大でも、募集停止になる例が出ている。2025年度から募集停止を発表した星美学園短期大学も、JR赤羽駅から徒歩10分の好立地と言えるキャンパスだ。それぞれ今後のキャンパスの活用についての発表はないが、好立地であるため注目を集めそうだ。
参考：
【貞静学園短期大学】貞静学園短期大学学生募集停止のお知らせ
【横浜女子短期大学】重要なお知らせ（2026年度以降の学生募集停止のお知らせ）
