愛媛大学(愛媛県松山市)は、2025年6月19日に2026年度入学者選抜要項を公表し、工学部に「海事産業特別コース」(入学定員約20名)を新設し、「社会デザインコース」を「建築・社会デザインコース」(入学定員約30名)へ名称変更することを明らかにした。
「海事産業特別コース」では、造船会社や船舶機器メーカーなど海事産業の地元企業と連携し、次世代の人材を育成する。2025年10月には日本最大の海事都市である今治市にサテライトキャンパスを設置し、3年次からこのキャンパスで学ぶ予定となっている。総合型選抜ではコースとして8名の募集定員が設定されており、一般選抜(理型入試)からの場合は2年次からコース選択が可能である。
「建築・社会デザインコース」では、コース名の変更に加え、一級建築士の受験資格が取得可能なカリキュラムを新たに導入する。一般選抜(文理型入試:前期・後期)で21名、学校推薦型選抜Ⅰで4名のほか、一般選抜(理型入試)からの場合は2年次からコース選択が可能となる。
また、愛媛大学工学部では、「化学・生命科学コース」と「デジタル情報人材育成特別プログラム」において、2026年度入試より女子枠を新設する。大学入学共通テストを課す総合型選抜Ⅱ型で、それぞれ10名と3名の募集定員となっている。