電気通信大学は学部の授業料を2026年度から、博士前期課程を2030年度からそれぞれ20%引き上げることを決めた。授業料値上げにより、海外インターンシップへの派遣を拡大するとともに、最先端AIツールの導入や付属図書館の機能強化、老朽化した設備の更新などを進める。

 電気通信大学によると、学士課程昼間コースは2026年度入学生から現行の53万5,800円が64万2,960円、夜間コースは26万7,900円が32万1,480円になる。3年次編入生は学年の進行に合わせ、2028年度から値上げする。大学院は、博士前期課程において2030年度入学生から53万5,800円が64万2,960円になる。入学金や検定料、博士後期課程の授業料は据え置く。

 授業料の値上げにより、経済的な理由で進学の機会を失うことがないよう2026年度から授業料減免制度を拡充するほか、2027年度から地方出身者に対する大学独自の給付型奨学金制度を創設する。

 田野俊一学長はホームページ上で「これまで財源確保に尽力してきたが、競争的資金などスポット財源に頼るのではなく、安定的な収入を見込める授業料も活用することにした。貴重な財源は学生に還元し、産業界や国際社会のリーダーとなる人材を育てたい」とのコメントを発表した。

 2026年度からの授業料値上げは、名古屋工業大学、埼玉大学、山口大学に続く4校目となる。このうち、大学院の授業料に関しては、2027年4月入学者から、名古屋工業大学が博士前期課程、埼玉大学は修士課程・博士前期課程・専門職学位課程・博士後期課程、山口大学は修士課程・博士前期課程・専門職学位課程を対象に、それぞれ535,800円から642,960円に値上げする。

参考:【電気通信大学】2026年(令和8年)4月以降の授業料の改定について

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