2027年度入試より、東京女子大学は現代教養学部 情報数理科学科に「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」を新設する。特に数学的思考の力を持つ受験生を対象にした総合型選抜で、DXやAI技術の進展に伴い急増している理系人材の需要に応え、大学と社会とをつなぐ新たなかけはしを目指す。

 東京女子大学は、2017年度入試より総合型選抜「知のかけはし入学試験」を実施してきた。この「かけはし」という名称は、初代学長である新渡戸稲造氏が自身の大学入学試験の際に面接官に向け「太平洋の架け橋になりたい」と大志を述べた逸話に由来している。現在の「知のかけはし入学試験」は9月に出願、11月に合格発表が行われている。

 現代教養学部 情報数理科学科に新設する「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」は、記述式の基礎学力試験(数学)と面接による総合型選抜として、総合的な学力、特に理系の学びの基礎となる数学力を重視した理系特化型試験を行う。理系学科にて情報科学・数理科学・AIとデータサイエンスを真摯に修めたい者の中から、出願時までに習得した学力に加え、理系科目を学んでいく上で必要となる数学の基礎力、論理的に思考する力、自分の意見を表現する力等を備えた者を選抜する。試験日程および定員はまだ発表されていない。

 なお、従来の総合型選抜「知のかけはし入学試験」は、情報数理科学科を除く5学科を対象として2027年度以降も引き続き実施する。ただし、各試験方式との識別のため、2027年度より「知のかけはし入学試験(ディスカッション型)」に名称変更を予定している。

 「知のかけはし入学試験(数学的思考力型・ディスカッション型)」は、他大学との併願、東京女子大学の「学校推薦型選抜」および「一般選抜」との併願が可能。合格者を対象とした給付型の「挑戦する知性」奨学金があり、採用された場合は、学納金相当額および桜寮入寮者には寮経費相当額を4年間にわたり支給する。なお、同奨学金に採用された場合は入学辞退できない。また、毎年度継続審査がある。

 東京女子大学はこのほかにも、2027年度と2028年度に従来の入学試験制度に加えて新たな選抜方式の追加を発表する予定。

<「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」入試概要>
募集学科:情報数理科学科
選考方法:基礎学力試験(数学)、面接、出願書類により、多面的・総合的に評価して、合否を判定。入試の趣旨を踏まえて、特に基礎学力試験(数学)の成績を重視する。基礎学力試験(数学)の回答は記述式で、試験時間は80分

参考:【東京女子大学】2027年度入学試験より本学初となる年内学力試験型を新設 ~記述式試験と面接による総合型選抜「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」~

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