併願チャンスも拡大、同じ日の午前と午後での併願受験も可能

 前述の「全学部日程」の説明でも触れたが、学内併願の仕組みについても見ておきたい。「個別学部日程」、「全学部日程」、「大学入学共通テスト利用入学者選抜」の各選抜方式は、入試日程が異なるため、3つの選抜方式間での併願が可能だ。加えて、各選抜方式内でも併願ができるため受験機会はさらに多い。
 

 
 「個別学部日程」は試験日が異なれば併願が可能のため、複数の学部・学科が併願できるほか、同じ学科でも複数の方式があって試験日が異なる場合は併願が可能だ。さらに、「個別学部日程」は課される独自問題の教科数が少ないため、試験の時間割によっては同じ試験日の午前と午後の2回受験もできる。

 つまり、同じ試験日内で午前の方式と午後の方式が実施される場合は、他学部他学科はもちろん、同じ学部・学科の併願が可能なのだ。例えば、法学部法学科はA方式が午前の試験のため、午後に試験が行われる同じ法学部法学科のB方式との両方を受験することができる。A方式、B方式とも出題内容は異なるものの90分の総合問題のみで受験できる。志望度合いが高い学部・学科に何度もチャレンジしたい受験生にはお薦めの受験パターンだ。

 「全学部日程」は基本的に学部間の併願はできないが、文学部、法学部、経営学部、国際政治経済学部、理工学部の5学部では学部内の学科間で併願が可能となっている。文学部は、英米文学科、フランス文学科の2学科間の併願ができるほか、日本文学科、史学科、比較芸術学科の最大で3学科間で併願ができる。法学部は2022年4月に開設される予定のヒューマンライツ学科と既存の法学科の学部内2科間での併願が可能だ。

 経営学部は、経営学科とマーケティング学科の学部内2科間で併願ができる。国際政治経済学部は、国際政治学科、国際経済学科、国際コミュニケーション学科の学部内で最大3学科間の併願ができる仕組みだ。理工学部は学部内7学科(物理科学科、数理サイエンス学科、化学・生命科学科、電気電子工学科、機械創造工学科、経営システム工学科、情報テクノロジー学科)のうち、最大で3学科間で併願ができるが、学科によって選択する科目が指定されているため、選択受験する科目によっては出願できない組み合わせもあることに注意したい。

 「大学入学共通テスト利用入学者選抜」は、各学科が指定する科目さえ受験すれば、すべての学部・学科・教科型で併願可能だ。そのため、複数の学部・学科の併願を考えている受験生は、どの科目が指定されているか、大学入学共通テストの出願時に事前登録した受験教科と照らし合わせておくことが併願のポイントとなる。

 これまで見てきたように青山学院大学の2022年度一般選抜は、各学部・学科のアドミッションポリシーを制度の基盤としながらも、受験機会を最大限に拡大するための配慮が随所に見られる。受験生は、こうした併願チャンスを生かすためにも、大学のホームページ等で入学者選抜要項をしっかりと確認しておきたい。

 
【参考】
・青山学院大学入学者選抜情報(学部)
・青山学院大学2022年度一般選抜ダイジェスト
 

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