日本私立学校振興・共済事業団がまとめた「2026年度の私立大学入学志願動向」によると、大学全体の入学定員充足率は前年度より1.13ポイント増の102.74%となり、全体として定員を満たした。大学規模別では、収容定員4,000人未満の小規模大学の充足率は98.55%と前年同様に定員割れが続いている。一方で、三大都市圏に限定すると101.51%となり、6年ぶりに定員を満たした。
同調査では収容定員で、大学を小規模(4,000人未満)、中規模(4,000〜8,000人未満)、大規模(8,000人以上)の3区分に分類し、さらに地域を「全体」「三大都市圏」「その他の地域」に分けて集計している。このうち定員割れとなっているのは、「全体」の小規模大学と、「その他の地域」にある小規模大学である。
入学定員充足率が100%未満の大学は前年度より41校減少し、275校となった。大学全体に占める未充足校の割合は46.2%(前年より7.0ポイント減)である。地域区分別に見ると、定員を満たしているのは 宮城県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県、九州(福岡県除く)のみで、それ以外の地域では定員割れとなっている。
短期大学では、入学定員充足率が81.98%と前年度より8.14ポイント改善し、未充足校の割合も77.2%(11.2ポイント減)と改善が見られた。ただし、募集停止する短大が増えているため、集計対象校は前年度より21校少ない228校となっている。入学定員区分別では、定員400名以上(4校平均)のみが101.36%で定員を満たしている。
※大学・短大の集計区分は以下の通り
〇(大学)地域区分
北海道、東北(宮城を除く)、宮城、関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)、埼玉、千葉、東京、神奈川、甲信越、北陸、東海(愛知を除く)、愛知、近畿(京都、大阪、兵庫を除く)、京都、大阪、兵庫、中国(広島を除く)、広島、四国、九州(福岡を除く)、福岡
〇(短大)入学定員区分
100人未満、100人以上150人未満、150人以上200人未満、200人以上250人未満、250人以上300人未満、300人以上350人未満、350人以上400人未満、400人以上