2026年9月1日、東京科学大学とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology、以下MIT)は、新たな連携を開始した。期間は3年間。「教育モデル」「探索的研究プロジェクト」「シードファンド」を柱に両大学の連携を強化し、教育・研究交流の基盤を築くとともに、産業界のパートナーとの結び付きを一層強める。
本連携では、東京科学大学とMITの経営大学院「MIT Sloan School of Management」がアントレプレナーシップ教育カリキュラムの開発に重点を置いた教育モデルが中核となる。MTI教員によるワークショップや特別講義、MITの既存のシラバスや教材を基にした教材開発などを通じて、将来的に東京科学大学が主体的かつ継続的に運用できる体制の構築を目指す。
またMITのNSE(Department of Nuclear Science and Engineering)、IMES(Institute for Medical Engineering and Science)、MTL(Microsystems Technology Laboratories)と東京科学大学がそれぞれ探索的研究プロジェクトを実施し、異なる専門分野の知見を結び付けて新たな共同研究の創出と発展を目指す。それだけなく、研究成果を実用技術や新規事業へと展開する視点を取り入れ、アントレプレナーシップの醸成やスタートアップ創出にもつなげる。
さらにMITのCIS(Center for International Studies)が運営する「MIT-Japan Science Tokyo Seed Fund」も設立し、互いの教員、研究者および学生の交流を支援する。
連携に際して9月8日には東京科学大学の大竹尚登理事長らによる代表団がMITを訪問。経済産業省の菊川人吾イノベーション・環境局長、在ボストン日本国総領事館の髙橋誠一郎総領事も出席し、MITのサリー・コーンブルース学長をはじめとするMITの執行部と会談したほか、MIT教員とのラウンドテーブルディスカッションに参加し、MIT Center for Clinical and Translational Researchを視察した。
