株式会社ベネッセコーポレーションは、2021年7月1日・6日に、高校教員に向けたオンラインセミナー『新課程教科「情報」に向けて今 、始められる準備』を開催。2022年度から実施の新課程1期生入学に向け「情報Ⅰ」の授業で準備・検討すべき内容について考える機会となった。

 このオンラインセミナーは、独立行政法人大学入試センターからの2025年(令和7年)度大学入学共通テストを想定した「情報」のサンプル問題公開(3月24日)を経たタイミングで開催された。イベントの事後アンケートで、「情報Ⅰ」に関して各学校で一番課題に感じるものを聞いたところ、最も多かったのは「大学入学共通テストへの対応」(42.3%)、次に「指導ノウハウ(プログラミング、データサイエンスなど)」(22.6%)という結果に。各学校で教員不足の中、変化の大きい「情報Ⅰ」の内容をどのように指導していくかが課題と言える。

 ベネッセでは、今後も引き続き「情報Ⅰ」に関するオンラインセミナーを11月、2月頃に予定している。また、2022年度の「情報Ⅰ」スタートに合わせて、学校団体専用商品として、「情報Ⅰ」のデジタル学習教材「Pスタディ デジタル・情報活用力学習プログラム」と、「Pプラス デジタル・情報活用力テスト」(コアタイプ:中学卒業レベル/ベーシックタイプ:情報Ⅰレベル)を発売する。

参考記事:【株式会社ベネッセホールディングス】【22 年度から実施の「情報Ⅰ」、高校教員へのアンケート調査】
一番課題に感じるものは「大学入学共通テストへの対応」42.3%、「指導ノウハウ」22.6%、「指導教員の不足」12.0%についても課題と回答(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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