フェリス女学院大学は、現行の文学部、国際交流学部、音楽学部を発展的に改組し、2025年4月にグローバル教養学部(1学部3学科9専攻)の開設を計画している。それに先駆けて3月28日に「グローバル教養学部の授業を体験しよう!特設ページ」を、4月5日にカリキュラム表を公開した。

 2025年4月から開設予定のグローバル教養学部は、国際社会学科(国際関係専攻、地球社会・環境専攻、国際ビジネス・観光専攻)、心理コミュニケーション学科(心理専攻、メディア専攻、共生コミュニケーター専攻)、文化表現学科(ヨーロッパ・アメリカ専攻、日本・アジア専攻、音楽・身体表現専攻)、3学科9専攻の構成。入学定員は、国際社会学科 195名、心理コミュニケーション学科 180名、文化表現学科 170名を予定している。
※本計画は構想中であり、学部、学科、専攻の名称等は変更となる場合がある。

 カリキュラムは、国内外で進むグローバル化がもたらす社会課題を自分ごととして捉え、当事者として解決にあたる実践力=グローバル教養が身につくものとし、学生には、4年間を通して課題解決型授業、実習、演習を中心とした活発なコミュニケーションの場を用意する。また、プレゼンテーションや学んだ知識の実践を数多く経験し、成長できるよう支援も行う。

 さらに、全学科で履修可能なカリキュラムも設置。各学科、専攻の専門科目に加え、CLA(全学教養機構)を基盤として、以下5つのカリキュラムが全学科で履修でき、複数の強みを身につけて、早期化する就職活動にも準備できる。
1. 留学やビジネスレベルでの運用能力が身につく「語学教育:インテンシブ・コース」
2. Society5.0に向け、プログラミングの素養とデータ分析の技能を修得できる「情報教育」
3.教員と先輩からサポートを受けられ、視野が広がる海外インターンシップなどの「キャリア科目」
4.社会課題解決に活かせる「副専攻:データサイエンス、ジェンダーとキャリア、デザインと表現」
5.演奏技術、作編曲、舞台芸術のレッスンを受けられ、ステージパフォーマンスに向けた表現力が身につく「パフォーミング・アーツ」

 学生募集については学科単位で行い、専攻には3年次から所属。出願時、入学時に専攻を決める必要はない。1学部制になることで、3年次の専攻決定前に領域を横断する幅広い学びを促し、考え方の柔軟性を高める。

 グローバル教養学部の3学科9専攻の詳しい内容については、ホームページで公開中のカリキュラム表で確認することができる。また、特設ページではグローバル教養学部の授業をオンラインで配信しており、「国際社会学科」「心理コミュニケーション学科」「文化表現学科」の9つの授業を紹介している。

参考:【フェリス女学院】グローバル教養学部 2025年4月開設(設置構想中)

フェリス女学院大学

「For Others」誰かのために学ぶ。新しい時代を切り拓く女性をめざして

2020年に創立150年を迎えたフェリス女学院は、緑園と山手の2キャンパスに3学部と専門性豊かな3研究科を設け、「For Others」の教育理念のもと、新しい時代を切り拓く女性を育成。学生の自主的で自由度の高い学びを実現する環境づくりを大切に、個々の興味・関[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。