2025年11月14日(土)・15日、金沢星稜大学経済学部の経済学科・張ゼミナールと、地域システム学科・呉ゼミナールの学生たちが、石川県能美市鍋谷町で行われた「地域起業家との連携および地域貢献フィールドワーク」に参加した。フィールドワークには起業家、石川県庁、学生・教員を含む計17名が参加し、多層的な交流が行われた。
「地域起業家との連携および地域貢献フィールドワーク」の参加は、地域で活躍する起業家たちとの対話と、実際の空き家改修作業を通じ、地域資源の活用や地方創生の現場を、学生自身が“体感”しながら学ぶことを目的としている。
初日には、飲食や生花、設計・デザインなど、多様な分野で鍋谷町を拠点に事業を営む起業家4名を招き、地域で働くことの魅力や、持続可能な事業を組み立てる上で大切にしている視点についてディスカッションを行った。Uターン起業の背景や、個人の熱意だけに頼らない経済的自立の必要性、さらにデータに基づいた戦略の重要性など、現場で奮闘する当事者の言葉は、学生にとって非常に重みのある学びとなった。また、石川県庁の担当者も交え、「通過点ではなく目的地となる地域づくり」を目指すスローツーリズムについての議論も広がり、産・官・学それぞれの視点から多角的な意見が交わされた。ディスカッションの後には、アドベンチャーガーデン能美を訪れ、地域が持つ自然資源の魅力を体験。広がる自然の中で地域資本をどのように活用していくかを肌で感じる時間となった。
2日目は、前日の議論でも課題として挙がった「空き家活用」に実際に挑戦。地域住民と協力しながら古民家の清掃や改修作業を行い、学生たちは地域の未来づくりに向けて手を動かすリアルな現場に向き合った。
2日間の交流と議論で得た学びを翌日の行動につなげ、地域の課題に実際に関わることで、学生にとっては「地方創生の現場に立つとはどういうことか」を強く実感する機会となった。現地で当事者と語り合い、地域に触れ、手を動かす経験は、学生の地域観やキャリア観に大きな影響を与える、充実したフィールドワークとなった。
