2025年10月14日と21日、金沢星稜大学 経済学部 地域システム学科の1年生たちは、金沢市中心部の主要観光地の一つである武蔵地区商店街を訪れフィールド調査を実施した。
今回のフィールド調査は必修講義「フィールドワーク基礎演習」で実施した。調査の目的は、「商店街の魅力を明らかにすること」。事前に歴史やRESAS(リーサス:地域経済分析システム)※を調べ、「武蔵地区らしさ」とは何かを考察した上で、実際に現地を歩き、見て、感じながら地域の個性を探った。
その結果、両日ともに約100名の学生が商店街に足を運び、合計281件(石川県内者80%、県外者20%)の有効データを収集することができた。今後は、得られたデータの分析を進め、商店街の魅力を明確化するとともに、商店街振興に向けた提案をまとめていく。
実施した学生たちにアンケートを行ったところ、全体の7割が、武蔵地区を訪れるのが「初めて」または「年に1回程度」と回答。学生にとって伝統的な商店街を知る貴重な機会となった。「武蔵地区らしさを感じた点」として最も多く挙げたのは景観で、次いで店、建物、販売物が続いた。「地域の歴史や文化が感じられるから」との声も多く、次世代に向けて「このままの姿で残したい」が約7割、「時代に合わせて変化してもよい」が約3割という結果が得られた。また、「普段何気なく通っている場所にも多くの工夫や、思い入れがあることを知り、地域を見る視点が少し変わったように感じました。」といった感想も寄せられた。
「フィールドワーク基礎演習」では、今後、武蔵地区に多く見られる伝統工芸関連の店舗を訪問し、学生一人ひとりが関心を持った分野で地域の人々との交流や文化体験を通じ理解促進へとつなげていく。
※地域経済に関するビッグデータを地図上やグラフで見える化できる政府のシステム。経済産業省と内閣官房が2015年から提供しているデータプラットフォームで、ID登録などの事前手続は不要で、全てのメニューを無料で利用できる
