島根大学(松江市西川津町)は2027年度の開設を目指し、修士課程に新たな材料系研究科の設置準備に入った。高度な専門知識を社会実装し、世界的なエネルギー問題の解決につなげる高度人材を育成するのが狙いで、外国人留学生や社会人も受け入れることにしている。
島根大学によると、名称は「材料エネルギー研究科(仮称)」。入学定員52人で、2023年度に設置した学士課程の材料エネルギー学部の学びを基盤に材料科学と計算科学を融合し、研究で生み出した新しい技術の社会実装を目指す。研究テーマは防食技術や放射光分析、分子設計など10以上を用意する。教員は約30人を確保する予定。将来は博士課程の設置も視野に入れている。
入試は推薦と一般選抜に加え、私費外国人留学生、社会人からも選抜する。推薦入試は他大学からも出願できる。面接や書類選考、口頭試問など筆記試験を課さない選抜方法を取る。
大谷浩学長、三原毅材料エネルギー学部長は記者会見で「世界的なエネルギー問題の解決に挑む高度人材を育成したい」との考えを明らかにした。
島根大学大学院の理系分野は、医学系研究科のほかに自然科学研究科があり、博士前期課程に理工学専攻(入学定員79名)、環境システム科学専攻 (同78名)、農生命科学専攻(同43名)があり、博士後期に創成理工学専攻 (同15名)が設置されている。
