日本女子大学理学部は理化学研究所環境資源科学研究センターと相互の研究推進のための連携・協力に関する協定を結んだ。電子顕微鏡などによるバイオイメージングの分野で相互の研究促進とイノベーションの創出を目指す。

 日本女子大学によると、協定に基づく連携事項は
・研究開発の推進
・研究施設や設備の相互利用
・学術交流と研究者育成の推進
・情報発信の相互支援と共同実施
-など。

 日本女子大学理学部は数物情報科学科と化学生命科学科で構成され、私立女子大学唯一の理学部として1992年に開設された。電子顕微鏡は自然科学を重視する日本女子大学開学の理念を引き継ぎ、1956年に設置された。現在は電子顕微鏡6台と多数の周辺機器が整備され、日本有数の電子顕微鏡施設に数えられている。

 理研の環境資源科学研究センターは2013年の設立以来、植物科学やケミカルバイオロジー、バイオマス工学、触媒化学の異分野融合で持続的な社会の実現に向けて先導的な役割を果たしてきた。今回の連携で双方の研究がさらに進むことが期待されている。

参考:【日本女子大学】日本女子大学理学部が理化学研究所環境資源科学研究センターと相互の研究推進のための連携・協力に関する協定を締結(PDF)

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創立120周年を迎えた2021年、目白キャンバスに全学部を統合。2023年に国際文化学部、2024に建築デザイン学部を設置、2025年に食科学部を開談予定(仮称、届出中)。「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を理念として、高い専門的能力を有し、呼代の変化や多様[…]

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