中央大学理工学部は、2024年度4月からD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)科目を新設し、D&I拠点として後楽園キャンパスにダイバーシティラウンジを設置する。これを記念して、2024年3月14日(木)に後楽園キャンパスでダイバーシティ&インクルージョンをテーマにしたシンポジウムを開催する。

 より多様(diverse)で包摂的(inclusive)な社会の実現への社会的要請(ニーズ)が高まる中、「科学技術分野の諸課題、並びに現代社会が抱える複雑な課題に対して、自ら取り組むべき問題を明確化し、積極的に問題解決に向かい、適切な解決策を見出すこと、そしてそのような能力を獲得しようとする姿勢を持ち続けることのできる人材を養成」(理工学部ディプロマ・ポリシー)することを目指す中央大学理工学部にとって、D&Iについての教育体制を整えることは喫緊の課題となっている。今回の理工学部D&I科目の新設により、科学技術との関係性も視野に入れながら、より広く社会の要請に応えることができる人材を養成することを目指す。

 3月14日(木)には、D&I科目の新設とD&I拠点「ダイバーシティラウンジ」の設置を記念して、教育イノベーション推進事業シンポジウム「理工D&I教育がひらく未来:中央大学理工学部におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)教育の新展開と実践的でインクルーシブな学びの場の創出」を中央大学後楽園キャンパス3号館3階小ホールにて開催する。

 シンポジウムでは、D&Iの3領域(ジェンダー・セクシュアリティ領域、障害領域、グローバル領域)に関する基調講演や、3機関(中央大学、お茶の水女子大学、文京区)のD&Iの取り組み紹介、中央大学理工学部で新設されるD&I科目の説明が行われる。事前申し込みおよび参加費不要で誰でも参加できる。

参考:【中央大学】中央大学理工学部、2024年度からD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)科目新設&後楽園ダイバーシティラウンジを設置 3月14日に記念シンポジウム「理工D&I教育がひらく未来」を開催

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。