神戸市の神戸女子短期大学を運営する行吉学園と、頌栄短期大学を運営する学校法人頌栄保育学院がそれぞれ理事会を開き、2026年度以降の学生募集を停止することを決めた。

 神戸女子短期大学は1950年の開学。総合生活学科、食物栄養学科、幼児教育学科を持ち、これまでに3万人以上の卒業生を送り出してきましたが、近年は大幅な定員割れが続いていた。短大は募集停止という決断をしたものの、併設の神戸女子大学に引き継いでいくという。

頌栄短期大学は1889年、キリスト教に根差した幼稚園設立のために来日した米国人宣教師のA・L・ハウ氏によって頌栄保姆伝習所として開学し、1950年から短大となった。保育科を持ち、約9,000人の卒業生を輩出したが、近年は定員割れが続いていた。短大は募集停止という決断をしたものの、学校法人頌栄保育学院の幼稚園事業(頌栄幼稚園)を柱として、頌栄の保育を継承し、充実、発展させていくという。

18歳人口が減少する中、全国で短期大学の募集停止がラッシュ状態になっている。2026年度から募集停止する短期大学は、ほかに國學院栃木短期大学(栃木県)、共愛学園前橋国際大学短期大学部(群馬県)、創価女子短期大学(東京都)、相模女子大学短期大学部(神奈川県)、滋賀文教短期大学(滋賀県)、京都文教短期大学(京都府)、和歌山信愛女子短期大学(和歌山県)、南九州大学短期大学部(宮崎県)。國學院栃木短期大学、滋賀文教短期大学と和歌山信愛女子短期大学以外は、併設する大学の学部へ転換する構想が進んでいる。

参考: 【神戸女子短期大学】令和8年度以降の学生募集停止について
【頌栄短期大学】2026年度以降の学生募集停止のお知らせ

神戸女子短期大学
頌栄短期大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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